「○○くんは〜〜」的漫画
芸人がコンビ名を決めるときに売れるための験担ぎに「ん」を名前に入れるというのは結構有名な話だ。ダウンタウンやとんねるずと言った時代を作った伝説級のコンビに「ん」が入っていたことからこのジンクスが定着したらしい。こういう名前に関するジンクスはどんな業界にも存在するんじゃないだろうか。
そして僕は遂に漫画の名前に関するジンクスを発見してしまった。
漫画の単行本に挟まってる薄っぺらい小さな冊子あるじゃん?ある日あれを何となしにパラパラとめくっていたら「ネクストブレイクマンガ!」みたいなコーナーが出てきたんだわ。最初は斜めに見て「ふーん」くらいの感じだったんだけどしばらくしてふと、あそこにはヒットする漫画の名前に関する最強の黄金式が隠されていたのではないか……?と気付いてしまった。
おそらくフリーメイソンが巧みに隠していたであろうこの黄金式、あのミスター都市伝説関 暁夫より先に僕が発見してしまったのではないだろうか。
そんな超重大な秘密をなんとこのブログで発表しようと思う。フリーメイソンに記事が消される可能性、もっと言えば僕がこの世から消される可能性もあるが、1人でも多くの人にこの真実を知らせなければならない。真実の前では僕の命など安いものだ。
では告白しよう。漫画の名前の黄金式、それは……、
「○○くん/さん/ちゃんは〜〜」
みたいなタイトルの漫画は大体売れる!
ほんとこれ。最近この形式のタイトルめちゃくちゃ多くないか?僕が今思いつくだけでも
「古見さんはコミュ症です」
「田中くんはいつも気だるげ」
「八雲さんは餌付けがしたい」
「潔癖男子青山くん」
「トモちゃんは女の子!」
「トモちゃんはすごいブス」
これだけある。トモちゃんがワンペアになってしまうほどある。多分掘り返そうと思えばまだまだ出てくるだろう。
- どうしてこんなにこの形式の漫画が存在するのか?
それはこのタイトルにするだけでストーリーを簡単に決めることができるからではないかと僕は睨んでいる。
大抵この系統の漫画は一癖ある主人公が周りを振り回すというストーリーが大半を占めており、主人公の癖の強さの一点だけで勝負しているものが多い。癖の強い主人公さえいれば、あとはツッコミが上手い常識人の準主人公キャラと主人公に惚れ込む異性キャラと主人公に対抗意識を持つライバルキャラを配置するだけで、
なんか見たことあるぞコレ!
ってな感じになる。定番メニュー、みんな大好き焼肉定食の完成である。これぞ黄金式の力よ。
これが学園モノならあとはテキトーに夏祭りで花火でも見て、文化祭で揉めながらもそれをなんだかんだ乗り越えて最終的にクラスの友情を深めちゃえばもうパーフェクトじゃん。
これだけでもうアニメ化までの道のりは決まったでしょ。声優が決まってもうファンがTwitterで騒いで話題になってるビジョンが見えるでしょ。
- 逆にこの黄金式に当てはめるだけでヒット作が生まれるんじゃね……?
ということで急ごしらえではあるがランダムに2つの語をこの黄金式に組み込む診断メーカーを作ってみた。
https://shindanmaker.com/749128
これを使って偶然できた「っぽい」やつを紹介していこう。
「藤川ちゃんは空気が読めない」
KY系女子、藤川ちゃんがクラスに馴染もうと奮闘する話。「ウザかわいい女子はどうですか?」って帯に書かれてる。
「二子玉くんは格ゲーですぐハメてくる」
クラスに絶対1人はいる格ゲーですぐハメてくる奴がゲーム下手な美少女との出逢いによって接待プレイを覚えていく話。二子玉は前髪で目が隠れてる。
「大嶺さんは大魔王」
謎多きミステリアス美少女大嶺さんは実は魔界を統べる大魔王で……!?という話。ハチャメチャ魔界系日常コメディー。
「青野さんは真犯人」
ちょっと趣向を変えれば、本格ミステリ漫画にも様変わりだ。原作は湊かなえ。
「春川ちゃんは処女ビッチ」
フルカラーエロ漫画。
……黄金式すげーわ。
こんなところで今回は〆ます。
僕はこれからフリーメイソンの諜報員から逃げなくちゃいけないんで。そんじゃ。
追記:調べたら黄金式なんて言葉なかったけど、語呂が良くて手放したくないので、今ここで僕が新たに産み落としたってことでよろしく。